「なくせじん肺・アスベスト全国キャラバン」が繰り広げられました
今年で第25回目になる「なくせじん肺・アスベスト全国キャラバン」が、10月1日から16日まで、全国各地で繰り広げられました。このキャラバンは、北海道と九州から東京まで、、宣伝、企業や行政に対す要請、集会の開催を各地でリレーして行っていくものです。これまで、企業や国の責任追及、被害者救済、防止のための制度改革など、大きな成果をあげてきました。
今年の出発集会は、35年前に最初にじん肺闘争に立ち上がった長崎北松じん肺訴訟を記念して、長崎県佐々町の「じん肺根絶祈念碑」からスタートしました。.出発集会では、事務所の山本一行弁護士が基調報告。これまでの成果を確認し合い、こらからの闘いをさらに進めることを誓い合いました。
1日は大牟田、9日は北九州、10日は福岡での行動、集会を行いました。事務所の弁護士も多く関わっている三菱重工下関造船じん肺の勝訴報告や、九州建設アスベスト訴訟(2014年11月7日判決予定)勝利への決意などが語られました。
15日には東京に集結、40回も敗訴判決を受けながら謝罪をしない日鉄鉱業株式会社への抗議や、厚労省、環境省への要請を行いました。16日の国会請願パレードでは、「九州じん肺アスベスト弁護団」の腕章をつけた仁比聡平(にひ そうへい)参議院議員など、多くの国会議員の出迎えを受けました。