泉南アスベスト国賠訴訟 最高裁で勝訴!
大阪府泉南地域には、古くからアスベスト紡績工場などが多くあり、工場に勤める労働者や、工場に出入りする労働者、工場周辺の住民などに、アスベストによる健康被害が多く見られてきました。
このような被害に対して、労働者や住民が立ち上がり、国を被告として損害賠償の訴訟を起こしていた裁判で、2014年10月9日、最高裁は国の責任を認める画期的な判決を言い渡しました。
アスベストによる被害をめぐる裁判において、国の責任が認められた初めての最高裁判決としての意義はもちろん、長年、裁判を闘ってきた原告の皆さんの思いが叶えられた良い判決でした。
10月の「なくせじん肺・アスベスト全国キャラバン」では、私たちも泉南の弁護団と行動を共にしました。現在、泉南アスベスト弁護団は厚生労働省に国会議員にと、全面解決を求めて要請行動を繰り広げているところです。
九州では、建設アスベストの裁判が2014年11月7日に判決を迎える予定です。この裁判でも国を被告としています。この泉南の最高裁判決を大きな力にして、アスベストをめぐるあらゆる被害の救済と被害の根絶、二度と同じような被害を繰り返させないために、さらに前進を勝ち取るつもりです。
福岡第一法律事務所では、弁護士山本一行、梶原恒夫、深堀寿美、榮京子の4名が九州建設アスベスト弁護団として活動しています。
アスベストに関するご相談は、いつでも受け付けております。お気軽にお電話下さい。