寅ちゃんは終わったが、リーガル女子!がある!
女性初の弁護士、三淵嘉子さんをモデルにした朝ドラ「寅に翼」は先週終わりましたが、そのクライマックスと時を同じくして、自民党、立憲民主党がその総裁・党首を選挙していました。女性候補者も立ちましたが、結果として選ばれませんでしたし、その後の自民党総裁によれば、組閣では、女性閣僚も2名程度に留まるようです。政治分野におけるジェンダーギャップ指数改善にはほど遠いです。
ただ、弁護士業界では、女性割合がわずかながらでも着実に伸びてきていて、漸く2割を超えました。(日弁連のデータはこちら)
しかし、人口比や、いわゆる「クリティカル・マス」の考え方からは、もう、あとひと伸び欲しいところです。
福岡県弁護士会では、そのため、毎年恒例のシンポジウム「来たれ、リーガル女子!in 福岡2024」を今年も10月20日に開催予定で、受付も始めています。
今年は、裁判官経験者・検察官経験者・弁護士から法曹三者の実態について伺うというパネルディスカッションが予定されています。
朝ドラで寅ちゃんのお母さんが「地獄を見る覚悟はある?」と問うた、その業界の現実の話が聞けますので、法曹を目指そうという中高生でなくても、ドラマを見て、何となく興味があるかなという大人の皆さんにも楽しんで貰える内容になっています。
福岡県弁護士会が当該シンポを始めたのが2018年ですから、そのときの参加者からそろそろ弁護士になる人も出てきそうです。楽しみです。