2022年 ひまわり一座の憲法劇-華麗なる復活劇!
ひまわり一座の憲法劇というものをご存じでしょうか。劇団ひまわりではありません。ひまわり一座の憲法劇は、1989年に創立された、市民と弁護士によって構成される市民劇団です。歴代の座長は弁護士が務め、プロの演出家を迎えて、毎年オリジナルの新作劇を上演しています。新型コロナ禍になってからは2年間、公演を中止することになりましたが、2022年は久しぶりに公演が実現しました。
雨にも負けず、風にも負けず、新型コロナのウィルスにも負けない、そんなひまわりが咲き誇りました。2022年5月1日、ひまわり一座の憲法劇が開演されました。
2021年公演は、多くの惜しむ声(私の心には届きました)の中、中止という苦渋の決断でした。それから1年、新型コロナ禍はまだまだ完全には納まりませんでしたが、若干情勢が安定したことを受け、感染症対策をしたうえで、2022年の公演が実現しました。ひまわり一座の華麗なる復活劇でした。
演目は「〇〇〇(まるさん)商店街で選挙だってよ!?」。不肖ながら私が脚本を担当した作品でした。商店街の会長選挙を巡って繰り広げられるドタバタ劇で、最後にはワルイやつが力を失い、誠実なひとが勝つという吉本新喜劇ばりのわかりやすい劇でした。
作者としては、2022年7月の参議院議員選挙での仁比聡平さんの勝利を願う思いも込めていました。苦戦も予想された中、長年の奮闘が認められて仁比さんも当選!脚本のお話が現実世界でも実現したかのようで感無量。仁比さんも参議院議員として華麗なる復活劇でした。
いまの日本では、様々な矛盾や問題点が顕在化してきています。日々の生活に苦しさを感じることが増えたばかりでなく、生活の基盤である平和も脅かされる状況が続いています。ウクライナ情勢を受けて、平和憲法の輝きが増し、平和憲法を今まで以上に活かすことが求められています。憲法理念を社会の中で実現するためにも、憲法理念を伝えるひまわり一座の役割はますます重要になってきています。
2023年にも公演を予定しています(4月末か5月頭頃)。ぜひとも多くの皆様のご支援、ご観劇をお願いいたします!