國府朋江 弁護士記事

2016年11月18日(金)

昨日、脳性麻痺のご夫婦宅に伺いました。

夫は座位保持できるけど、妻は座位保持が難しくて、明らかに妻のほうが日常生活の介助ニーズが大きい。

けれども、夫よりも妻の支給量(ヘルパーの時間数)が少ない。

妻は緊張が強く、時折、発作のような過緊張状態になる。

昨日は、私もその現場に居合わせた。

「ぎゃーーーー」という大きな声

頭の先からつま先までが一直線に伸びて、全身に力が入っている。

つま先も手の先もカチンコチンに力が入っていて、ヘルパーさんが必死に手足をもみほぐしている。

息もできない状態で顔が真っ赤になっている。手は固く握られ、自分の指で手の皮膚を突き破りそうな勢い。

夫も四肢麻痺があり、妻の身体をほぐしてやりたくても手伝うことはできない。目に涙が浮かぶ。自分は同じ脳性麻痺でも、こういう状態にまでならない。ヘルパーがいない時にこの状態になったら、妻は死んでしまうのではないかと思う。それが怖い。

徐々に妻の息が戻る。一番安心する時。私もほうっと息を吐く。

住んでいる自治体の担当者からは、「思いこみにすぎない」と言われているらしい。

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弁護士紹介國府 朋江

國府朋江 弁護士

弁護士登録:2012年

京都出身で、福岡には全く地縁はありませんが、福岡の魅力に惹かれてやってきました。
自分は弁護士に関わり合いになることはない・・・そう思われる方が大半だと思います。
しかし、労働、離婚、相続、交通事故、近隣問題といった様々な分野で、自分が望むと望まざるとにかかわらず、紛争の当事者となってしまうことはたくさんあります。
争いごとに巻き込まれると、それだけでとても精神的にも肉体的にも大きな負担がかかることになります。
そのため、私は、ご依頼者の気持ちに寄り添ってお話を聞くことに力を入れています。また、どのようにすれば最もご本人にとっての利益になるのか、法的側面から検討するとともに、ご本人の負担を軽減し、次のステップへと進んでいただけるようにしたいという思いから、ご提案をさせていただいています。