佐賀大学退職金切り下げ無効事件
非特定独立行政法人化された佐賀大学において、国家公務員の給与・退職金の切り下げに連動させる形で職員の給与・退職金が一方的に切り下げられたことに対して、退職金の切り下げは違法・無効であることを訴えて、佐賀地裁で裁判に行われています。この事件は、国立大学が非特定独立行政法人になって以降は、国家公務員法の適用はなく、本来、労使対等決定の原則に立って職員の権利は労使間の合意によって決定されるべきことになっているにもかかわらず、大学は国の不当な圧力に屈して、一方的に就業規則を不利益変更して切り下げてきたものです。この事件についても、大学の自治、学問の自由の確保に係わる重大な事件であると位置づけて完全勝利目指して頑張っていきたいと思います。