九州建設アスベスト訴訟
アスベストによる肺がんなどの疾患は、労災認定者数が毎年1,000名を超えるようになってしまいました。人類史上最大の労災職業病と言われたじん肺の最も認定者数が多かったころを上回りつつあります。そのうち半数を建設作業者が占めています。アスベスト被害の救済と根絶を求めて、国と建材メーカー40数社を被告に訴訟を闘っています。神奈川で敗訴、東京で国にのみ一部勝訴という判決の後、2014年12月には福岡で国に勝訴、その内容も国の責任を一歩前進させる判決を勝ち取りました。現在は、一人親方など労働者でないものにも国に責任があることを認めさせ、建材メーカーの責任を認めさせるための闘いを福岡高裁で行っています。本年(2016年)2月には京都地裁でメーカー責任が認められており、原告団、弁護団は勢いづいています。