被爆者訪問にうかがって伝え続けていくこと・・・
事務員:大木
福岡市原水協(原水爆禁止福岡市協議会)が毎年行っている被爆者訪問に、先月初めて同行させていただきました。
当日は星野みえ子市議会議員、福岡市原水協の方とご一緒でした。
8軒のお宅に伺ってご本人にお会いできたのは5名でした。
みなさん80才を超えていらっしゃるのにかくしゃくとされていて、若輩者の私は身の引き締まる思いでした。
そのうちのお一人の方が、当時の状況をお話くださいました。
その方は女学校の時長崎で被爆されたとのこと。爆心地からわりと近かったが運良く助かり、ご家族も無事だったとのことでした。
しかし、当時の惨状は忘れられないとおっしゃってました。
「“水を飲みたい”と言っている人に、お水をあげればよかった。どちらにしても助からなかったのだから・・・」
「そこらじゅうに人が死んでいて、そこらじゅうで焼いていた」
「お友達も何人もなくなり、今も苦しんでいる人がいる」
「二度とあのようなことがあってはならない」と・・・。
原爆被害に遭われた方に直接お話をうかがえる時代に生きている者として、
次の世代を生きる子どもたちを育てている者として、
そして、ヒロシマ・ナガサキ、そしてフクシマのある国に生きている者として、
二度と原子力による被害者を出さないために、子どもたちを戦場に送らないために、日本からも世界からも戦の火種がなくなるように、力を尽くしていかなければと深く心に刻むことができました。
貴重な経験をありがとうございました。
もし、可能であれば子どもたちにも経験させてあげたいと思いました。
「核兵器全面禁止のアピール」署名