九州労働弁護団 夏季権利討論集会に参加しました働き過ぎは,生活の質を下げ,命を奪ってしまう可能性があります。
九州労働弁護団 弁護士:八木大和
今日(2015年7月11日)と明日,九州労働弁護団夏季学習会が実施され,当事務所からは,梶原弁護士,星野弁護士,八木の3名が参加しています。
まずは,水町勇一郎教授(東京大学社会科学研究所)の基調講演を聴きました。
水町教授は規制改革会議のメンバーとして,労働者の権利確保,地位の安定,救済について発言をしていただいているようです。また,派遣法改正,派遣労働者の処遇に関する今後について詳細な報告をいただきました。
次に,日本労働弁護団常任理事の嶋﨑弁護士から『労働法改悪の動きと労働弁護団本部の取組』についての報告がありました。
これらの報告に共通することは,労働者の職場環境はすでに厳しい環境にあるにもかかわらず,さらに悪化するような動き,法案が続出していることです。
長時間労働の規制強化,健康管理体制の強化,正社員を増やすこと等の対策が検討されていますが,早期の実現,法律化が必要です。
働き過ぎは,いろんな問題を起こします。
残業代が正確に払ってもらえているのか?
働き過ぎで休みがもらえない。最近気分が落ち込んでいる。
働き過ぎで病気になったのに,労災にならないの?
長時間,連続勤務が原因で,家族が亡くなった。
このような問題を抱えている人は多いはずです。自分の働き方が大丈夫なのか?
自分の会社は違法な状態で従業員を働かせているのではないか?
こんな不安・疑問がある方は,一度,弁護士にご相談ください。
(弁護士:八木大和)